ピンポイントの治療では全快しない

 科学が万能とされる時代、医療の分野でも技術が進歩し、新薬が次々と生み出されています。しかし、一向に患者の数が減っていく気配はありません。なぜなら、現代医療は腎臓が悪いと腎臓だけ、肝臓が悪いと肝臓だけをピンポイントで治そうとするから。

 ただ、病気になった原因は腎臓だけにあるのではなく、結果的に腎臓の病気として現れてきたということです。  

 人の体は手足や内臓など部位の集合体として機能しています。これらの一つでも働きがおかしくなると体の機能はバランスを崩し、いずれ何らかの病気に繋がっていきます。

 もちろん、神経細胞の働きがおかしくなる心の病にしても同様のことです。 


八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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