セルフ・エスティームでストレスの原因がわかる

 自分で自分を評価することは、意外と難しいものです。  

 セルフ・エスティーム(Self―esteem)は、ふつう自己肯定感や自尊感情などと訳されています。ありのままの自分を認めたうえで、自分をどう思っているかによって決まってくる感覚のこと。  

 つまり、今の自分のポジションに対する自己評価です。それが高いと自己肯定に繋がりますが、逆に低いと自己否定に繋がります。  

 日ごろ、自己批判や自己否定から心を防御する免疫機能のバロメーターとされています。  

 人生の質は、セルフ・エスティームをベースにして決まります。セルフ・エスティームで自己否定が高まると、うつ病になりやすいとされています。  

 たとえば会社の会議で上司が部下に「何か意見を言ってほしい」と持ちかけても、なかなかそれが出てこないことがあります。  

 なぜ意見が出てこないのでしょうか?    

 それは、指名された部下のセルフ・エスティームが低いから。    

 部下は自己肯定感や自尊感情が低くなっているのでポジティブな感覚になれず、自信を持って自分の意見が言えないのです。  

 あなたもセルフ・エスティームをやってみると、日ごろのストレスの原因がわかるかも知れません。  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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