軽やかな人間関係になかで起こるイジメ
ネットで広がる軽やかな人間関係では、グループの仲間同士で分断化が進行すると特定のメンバーをターゲットにしたイジメが起こることもあります。
その際、イジメに遭っている人も、イジメている人も大いに不安を抱えています。とくにイジメている側に回っている人が気に欠けているのは、他のメンバーの反応です。
そこにイジメに遭っている人への思いやりなどなく、他のメンバーに他者承認されることに必死なのです。
軽やかな人間関係でイジメがエスカレートするのは被害者への攻撃衝動が高まるからではなく、加害者グループの間での陳腐な承認争いの成れの果てに過ぎないのです。グループ内にかぎると、イジメに対する踏み絵の意識だけが強まっていくということ。
そして、踏み絵を無慈悲に踏みたくない人がさらにイジメのターゲットになっていくという構図です。
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