イジメの構造は同心円で成り立っている
イジメの構造は、よく同心円に例えられます。
被害者を中心にして加害者がいて、それをはやし立てる観衆がいて、見てみないフリをする傍観者がいて、それぞれ被害者を同心円状に取り囲み、その距離に長短の差があってもイジメに関与しているのです。
ただ、多くの人は昔から少なからずイジメたり、イジメられたりといった人生を送っています。
その現場で加害者は自分本位の「全能感」を味わい、同心円に漂っている空気がイジメを加速させます。
学校では、教師が生徒に旧態依然とした全人格的な帰属意識を強いています。そのため生徒は「場の空気を読む(KY)」という閉塞感や自己防衛、自分のことにしか関心を示さないミーイズムに身を任せるしかありません。
イジメの現場では、それぞれが絡み合って一つの帰結としてイジメが生まれているのです。
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