息苦しい「同調圧力社会」ニッポン

 日本社会は、何かと同調圧力が強いところがあります。  

 同調圧力とは、集団において少数意見の人に対して暗黙のうちに多数意見に合わせるように強制すること。  

 人と少しでも違う言動をするとイジメを受けたり、仲間外れにされたりします。そのため、日ごろ何かと表立って自己主張しにくいところがあります。  

 したがって、多くの人が同調圧力に息苦しさを覚え、日ごろのストレスや鬱憤を解消するためにネットが「解放地帯」になっているところがあります。  

 新聞や雑誌、テレビなどの記事や映像は編集長やデスク、ディレクターなどがチェックしています。それで、とりあえず客観的な事実に基づいた報道がなされています。  

 一方、ネットの情報にはそうしたチェック機能がほとんどありません。そのためネット住民のゲスな投稿までストレートにアップされ、誹謗中傷や暴言がネット上にあふれ返っているのです。  

 そうしたことに無防備なネットユーザーは、きちんとチェックされていない情報を一方的に受け取っています。  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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