怖いもの見たさにつけ込むネット社会のゲスたち

 ネット社会は本来、だれもが等しく自由な平等社会だったはずです。  

 ところが、今では一部で負け組が敗者を利用する世界になっています。  

 人は、ときとして破れかぶれで自暴自棄な心模様になることがあります。そうした心理状態のとき、紛れ込んでくるのが怖いもの見たさです。  

 そもそも人は、なぜホラーに興味を持つのでしょうか?  

 最近、時代の空気を敏感に反映するホラー映画の描写でグロテスクさが増しているといいます。 

 時代がグロテスクさを求めているのなら、それは何を暗示しているのでしょうか?  

 日本では今、多くの人が閉塞感を感じています。それがホラーにグロテスクさを加味させ、ストレス解消に役立っているのかもしれません。  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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