ゼロから発想できない成績優秀者

 物理や化学、医学などの研究者は、高学歴で研究予算が潤沢だからといってノーベル賞を取れるわけでもありません。  

 逆に、少ない予算でも好きなことだから研究を続けることができて結果的にノーベル賞を受賞する研究者もいます。  

 日本の教育制度の下では、最初から答えが決まっている試験の成績がいいと「優秀」と見なされます。  

 しかし、その手の「成績優秀者」は、いろいろなシーンで何かとゼロから発想することが苦手なのです。  

 その点、実社会で「できる人」と評価される人は、みずからテーマを設定して独自の世界をゼロから作り出していくことができます。  

 それを生み出す独創力は、今の偏差値重視の教育制度の下では育ちにくいかもしれません。  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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