ダイレクト・リクルーティングの誘いがない人材はアウト

 日本では、いまだに求人メディアや人材紹介会社といった従来の採用ツールを基軸とした「待ち」の採用手法が常識です。  

 その点、海外では攻めの採用である「ダイレクト・リクルーティング」が主流になりつつあるのです。  

 それは単に 求人広告を出すだけ、人材紹介会社に依頼するだけといったやり方ではありません。経営者や役員、採用担当者などがSNSや外部の求職者データベースにアクセスするなど採用したい求職者を積極的に探し出してスカウトしていくという手法です。  

 採用する側がみずから声をかけることで求職者との接点を増やし、採用条件に見合った求職者の幅を広げていくのです。 

 ビジネスモデルの短命化や変化のスピードは、ますます早まってきています。そうした流れにうまく対応していかないと、企業は生き残ることができません。  

 だから、優秀な即戦力を確保できるように「待ち」ではなく「攻め」の採用手法を取ることが今後ますます大切になってくるのです。  

 採用される側も、そうした時代状況にマッチした人材に育っていないと採用してもらえないでしょう。  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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