「ネット炎上」の参加者は少ない

 ネットで、何かと批判的なコメントが殺到する炎上事件。  

 傍から見ていると、対象となったブログや記事、画像、動画などが多くのネット住民による批判一色で燃え盛っているように思えます。  

 ところが、ネットで何かの対象を標的にして炎上させているネット住民は「ネット利用者の0・5%に過ぎない」というのです。  

 意外に思われるかもしれませんが、それが統計的な実証分析に基づいた専門書『ネット炎上の研究』(勁草書房)で指摘されています。  

 著者は慶應義塾大学経済学部の田中辰雄准教授(計量経済学)と、国際大学グローバル・コミュニケーション・センターの山口真一助教授の二人。  

 その調査によると、「1度書き込んだことがある」「2度以上書き込んだことがある」を合わせても1・2%しかいなかったのです。  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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