ファーストクラス乗客の高慢なエア・レイジの実態(その1)

  米国科学アカデミーの機関紙『Proceedings of the Nationnal Academy of Sciences(PNAS)』誌(16年5月2日付)に、興味深い調査結果が載っていました。  

 それは、カナダのトロント大学のキャサリン・デセレス准教授のグループがエア・レイジについて調査した報告書です。  

 エア・レイジとは、搭乗客が暴言や暴行によって乗務員や他の乗客を威嚇すること。それが発生する理由として機内の混雑やフライトの遅れ、座席の小型化などが挙げられている。   

 同グループは、その発生記録に着目して調査を進めています。  

 調査では、まず乗客が機内で社会的格差を見せつけられることで乱暴な言動に駆り立てられるという仮説を立てます。  

 それをデータで実証するという試みで、エコノミークラスの乗客がファーストクラスを通っていくと機内で暴力的な発言や行動に繋がったケースを調べています。  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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