資本主義を活かす経営「パタゴニア」
アウトドア用品メーカー「パタゴニア」の創業者シュイナードは、アップル創業者ジョブズと並ぶ起業家のカリスマ。パタゴニアはアウトドアブランドとして有名で、地球環境問題に対する取り組みでも知られています。
シュイナードはサーファー、鷹匠、クライマー、フライフィッシャーマン、鍛冶屋という彼は、自分をビジネスマンと呼ぶことに忸怩たる思いがあるといいます。なぜなら、ビジネスこそが「地球を汚染してきた張本人だから。
しかし、同時に食べ物を生産し、雇用を生み出し、生活の質を高めるのもビジネス。その「せめぎ合い」を克服するべく半世紀前の創業以来、ビジネスを通じて良い行いをどれだけ達成できたかが「最終損益」という哲学を一貫して追求してきました。
株式の公開には目もくれず、今も同族経営を続けています。同社の経営は常道破りのオンパレードで、社員をサーフィンに行かせるフレックスタイム制もいち早く導入しています。それが生産性にも繋がり、利益を生み出すのです。
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