テロの背景は経済格差

 世界的に、富の集中と経済格差がますます進んでいます。  

 オックスファムのウィニー・ビヤニマ事務局長は、各国の指導者に対して貧富の差の解消のためのアクションを呼びかけています。 

「世界の指導者は不平等をめぐる危機が悪化することを懸念するが、具体的な行動に転化していない。数億人が飢えているのに、それを救えるはずの富を富裕層が吸い上げている状況をこれ以上許してはならない」  

 それで先進国のほとんど、発展途上国の大半で、労働賃金が国民所得に占める割合が低下傾向にあるのです。  

 オックスファムは、こう指摘しています。

「富豪は利子や配当でもうけ、その資本の利益率は一国の経済成長率より継続的に高くなっている」  それにしても、驚くべき富の集中です。反政府勢力やテロリスト集団のテロ行為の背景には、そうした経済格差に対する怒りや憤懣があるとされています。  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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