行き詰まっている人はアイドルの引退に見習おう

 アイドルグループ「乃木坂46」の中心メンバー、橋本奈々未さんがグループから卒業(来年2月ごろ)にするだけでなく、芸能界から引退することを発表しました。

 また、カントリー・ガールズのメンバーであり、かつてBerryz工房としても活動していた〝ももち〟こと嗣永桃子さんも、ハロー!プロジェクトを卒業(来年6月)。夢だったという幼児教育の道へ進むことを発表し、話題を集めています。

 ふたりとの引退に対して「もったいない」という声がある反面、「潔くてカッコいい」といった応援の声も少なくありません。

 過去にも、潔い女性タレントはいました。代表的なのは、歌手の山口百恵さん。人気絶頂期の1980年に21歳で結婚し、芸能界を完全に引退しています。

 芸能界に未練を残してしがみつくのではなく、人気があるうちにキッパリと決断して去っていくというカッコよさがあったから〝伝説〟にもなったのです。

 そうした引退という選択は、芸能界に限った話ではありません。もはや、同じ職業、会社にしがみつく時代ではないという声もあります。

 そもそもアイドルはその時代の“旬”で、一瞬で消費されていきます。しかも、後ろには次の商品であるアイドルが次々と控えているのです。

 断言すると、自分の代わりはいくらでもいるのです。

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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