陳腐なキャッチコピーで顧客を釣るエステ業者

 かつて、こんなコピーがありました。

「本気の恋は私を臆病にさせる」

 「遊びの恋は私を悪女にする」

 前者が聖女編で、後者が悪女編のキャッチコピーです。

 業者は、そうした陳腐なキャッチコピーでスリムになりたいと願っている女性を顧客として獲得していくのです。

  肉体的な美といっても、その好みは人ぞれぞれです。

 ファッション誌『ヴォーグ』(2012年5月号)は、痩せ過ぎたモデルや若過ぎるモデルを起用しないと決めています。

 理由は、明確でした。 

「読者の女性が偏った体形を基準にして過度なダイエットに陥るなどの弊害を防ぐため、女性の美しいボディの理想イメージを、より健康的なものにすること」

 同時に、16歳未満のモデルや摂食障害のように見える女性をモデルとして採用しないと明言しています。

 背景には、スキニー(痩せた)スタイルの流行で骨が目立つほど不健康に痩せたモデルが増えてきたことがあります。

 確かに、スキニースタイルはパッと見た目にも不健康に見えて仕方がありません。 

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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