占いは治療文化でもある

 科学が進歩しているのに、いつまでも占いの人気は衰えません。

 いったい占いとは、どういう存在なのでしょうか?

 スピリチュアルな意味で、それは身近な心の治療文化でもあります。

 そうでなければ、占いの人気が今でも世界中で続いている理由が説明できません。 

 古代には、亀の甲羅を焼いて、その割れ方で吉凶が判断されていました。

  今では、毎朝、テレビで占いランキングが流されています。

  そう、人は占いを愛してやまない生き物でもあるのです。

  未来は常に不確実ですから、少しでも先のことを知っておきたいのは人間の本能かも知れません。そして、占いには奥深い闇の世界が広がっています。

 ただ、占いが商売となると事情は違ってきます。

 いわゆる「占い師」に高価なハンコを買わされたり、新興宗教への入信を薦められたりすることも日常茶飯事です。

 よく考えると直ぐにわかることですが、商売となった占いが単に占いで終わるはずがないのです。あなたが「占い師」に未来を指し示されたら、次は運命を変えるための努力を示唆されるという仕掛けが待っています。

  まさに、それこそ霊感商法の始まりなのです。  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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