人は簡単に悪魔になれる

  だれもが状況次第で、いとも簡単に「悪魔」になれます。

  あなたもコンプレックスや嫉妬心にとらわれた生活を送っていると、それがいきなり暴発して心の中に「悪魔」が登場してくるかもしれません。 

 そうした実験が、スタンフォード大学心理学部で行われています。1971年に2週間の予定で行われたもので、世界的にも「監獄実験」として有名です。

  実験では被験者が看守役と受刑者役とに分けられ、大学の地下実験室に用意した本物そっくりの刑務所で一緒に過ごしています。 

 それで開始後、わずか2日目で、看守役は受刑者役に対して強権的に振る舞い始めています。一方で、受刑者役は看守役に逆らうことなく従順に振る舞うようになったのです。 

 いったい、どういうことなのでしょうか? 

 それは人が肩書きや地位を与えられると、その役割に合わせた言動をするようになっていくということです。 

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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