人の痛みや悲しみを理解して知恵を絞って元気づける
フランスの諺に、こういうものがあります。
「雨の日の結婚式は幸せな結婚をもたらす」
縄の結び目が水に濡れると解けにくくなるように、夫婦の絆も雨によって固くなり、離れることはないという言い伝えだといいます。
雨は神さまが2人に代わって泣いているためであり、その分、2人はこれから泣くことはないという解釈もあるそうだです。
この諺が生まれたのは、たぶん困っている人への慰めのためもあったのでしょう。
きっと2人は青空の下での結婚式を望んでいましたが、運悪く雨になってしまいました。それでも、その雨に何か良いことや前向きになれることを考えだし、雨に浮かない気持ちになっている2人を励まそうという優しさが生んだ諺だったのでしょう。
人の痛みや悲しみを理解し、何とか知恵を絞って元気づけることができる人が1人でも増えると世の中は明るくなるはずです。
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