マイナス思考のメインエンジンは劣等感や嫉妬心

 人は、日ごろ何らかの劣等感や嫉妬心に左右されながら生きています。それをうまくコントロールできなくて何かともがいたり、あがいたりしている人も少なくありません。  

 ただ、人はひとりでは生きていけない社会的な存在です。あなたが引きこもりにでもならないかぎり、生きていくためには周りの人との何らかのコミュニケーションが欠かせません。ところが、人づき合いに距離を置いている人がいます。

  自分は嫌われ者――。  

 そうした思いにとらわれ、みずから人間関係を狭めているのです。なかには、こんな過去の体験を打ち明ける人もいます。 

「子どものころ、学校で同級生からイジワルをされた」

 「クラスの班組みで、一緒になったメンバーから露骨に嫌な顔をされた」 

 西鉄バスジャック事件(2000年)を起こした犯人の少年も、そうした学校生活を体験していました。それがたまたまの経験だったとしても、凶悪な事件に手を染めた動機になっていたことは否めません。 

  人はマイナス思考になっていると、そうしたネガティブな思いにとらわれて負のスパイラルという階段を駆け下りて行きがちです。そして、劣等感や嫉妬心といった感情はマイナス思考のメインエンジンになりやすいのです。

  とにかく劣等感や嫉妬心は、あなたの人生を大きく左右する厄介な感情です。 

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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