サンドマンとサンタクロース


 英語の言い回しに、子どもが眠たそうにしていると「ほら、サンドマン(砂男)がやってきたようね」とからかうものがあります。

 サンドマンとは、眠りの精のことです。子どもの目に眠りの砂をかけ、それで眠たくさせるのです。

 もとは欧州の話で、ドイツ語ではザントマンといいます。

 今は目に見えない小人とされていますが、古くは砂袋を背負った老人の姿だったそうです。  

 その老人は、不気味な妖怪だったといいます。

 ドイツの親は、なかなか寝ない子どもに「ザントマンが目玉を取りにくる」と脅して寝つかせていたのです。

 人を眠らせる砂かけ男も怖いですが、コロナ禍の今年、サンタクロースが子どもにプレゼントを配って回ることが望まれています。

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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