動物の5つの自由


 昔の中国の書物によると、ニワトリには5つの徳があるといいます。

 それは頭に冠を戴く「文」、足に蹴爪(けづめ)を持つ「武」、敵とあえて闘う「勇」、食を見て相呼ぶ「仁」、夜を守って時を失わぬ「信」の5つの徳です。

 アニマルウェルフェア(動物福祉)は、そのニワトリなどの劣悪な飼育環境の改善を求める考え方です。

 動物の「空腹と渇き」「不快」「痛みや病気」「恐怖」からの自由と、「正常な行動」の5つの自由を掲げています。

 畜産においても動物のストレスや疾病を減らす環境の改善は、生産性向上や畜産物の安全にも寄与するでしょう。

 ペットブームの今、その5つの自由を阻害するような飼い方をしている飼い主も少なくありません。

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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