人生に必要なものは勇気と想像力と少しのお金

  だれもが、生きていくにはお金が必要です。

  人生に必要なものは、勇気と想像力と少しのお金――。喜劇王チャーリー・チャップリンの有名な言葉です。

  もちろん、お金がなくても充実した楽しい人生を送ることはできます。ただ、だれもがそれをたやすく実現できるわけではありません。反対に、お金があるからといって幸せになれるわけでもないのです。お金と幸せの相関関係――。そのバランスが、やはり大事です。

  ユダヤの格言に、こういうものがあります。

 <この世には、人を傷つけるものが3つある。悩み、諍い、空の財布――。3つのうち空の財布が最も人を傷つける>  

 よく、「お金は天下の回り持ち」と言われます。ただ、何も行動を起こさないで黙っているだけでは自分のところにお金なんて回ってきません。極論すると、残念ながら知恵やリテラシーのない人のところにはお金が還流してこないのです。 

 ユダヤのタルムードには、こんなくだりもあります。

 <心を病むと、体が悪くなる。しかし、お金がなくなると、両方悪くなる。そしてお金がありすぎると、人は獣のように警戒心が強くなる。逆に、お金がまったくないと、なりふり構わない本当の獣になる> 

 タルムードとは、ヘブライ学者の議論を書き留めた議論集のこと。

 お金を貯めるには、どうすればいいのでしょうか? 

 ユダヤ人は、こう考えます。 

<明日やる仕事を今日やり、今日買うものを明日にすればお金は貯まる。つまり、お金を数えるには3つの方法がある。倹約、節約、勤勉の3つ> 

 これが、世界の金融市場やメディアなどを牛耳っているとされるユダヤ人の蓄財の基本となっているのです。 

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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