日本のスポーツ選手はスポンサーの操り人形


 ネット掲示板「2チャンネル」の創設者で実業家のひろゆきさんが、体操の内村航平選手の発言に苦言を呈したことで物議を醸しています。

 コロナ禍の感染拡大は、まだ収束したとは言い難いところがあります。来年に順延が予定されている東京オリンピックの開催は、今のところ危ぶまれています。

 世間のムードは悲観的なものが少なくないのですが、内村選手は11月8日に行われた体操の国際大会でこうコメントを残しています。

「どうにかできる方向に変えて欲しい」

 この大会はコロナ禍の感染拡大が起こった後、オリンピック競技では国内で初めて行われる国際大会となっています。

 この内村選手の発言に関して、ひろゆきさんは11月10日のツイッターでこう突っ込んでいます。

「選手がやりたい事を他人任せな点と、具体的な方法の提案がないことにツッコミがない点。アスリートは綺麗事だけ言ってればいいと言う空気が気になりました。無観客開催の署名を集めるとか、選手として安全な競技手順をまとめるとか可能性をあげるために出来る事あるのに」

 皮肉が混ざったいつもの〝ひろゆき節〟です。

 これに対して、ネット上では疑問を呈する声が上がっています。

「内村選手はすでに選手を集めて国際大会を行っているので、何もしていないわけではないのでは」

「ひろゆきさんってスポーツしたことないのでは」

「選手がそこまでしなけりゃいけないんでしょうか」

「ひろゆきさんオリンピックにイジめられたんですか」

 もちろん、ひろゆきさんのスタンスを普段から理解しているネットユーザーのなかには共感の声も上がっています。

「日本のスポーツ選手はスポンサーの操り人形のようなものだからね」

 東京オリンピックが予定通り来年夏に開催されるとすると、残りは約250日しかありません。

 やはり年内には、何かしらの方向性や結論を出す必要はあると言えるでしょう。

 そんな折、この手の話題は今後の動向にも絡んで注目が集まりそうです。

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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