コロナ禍で音楽業界は青息吐息


 音楽業界全体は、コロナ禍で足腰を弱らせています。ここ数年、CDの売り上げが落ち、その代わり順調だったのがコンサート収入でした。

 ただ、今はそれができません。

 さらに、ツアーができないことが音楽業界を弱体化させています。

 ツアーができると機材運搬のトラックドライバー、会場設置スタッフ、地元のイベンター、ケータリング業者、打ち上げの会場費、大人数の宿泊費など多くの場所や人にお金が落ちます。

 それが、コロナ禍の今はないのです。

 音楽スタジオを持っていたミュージシャンは、その家賃を払えないために手放す人もいるといいます。

 先日、音楽業界の勝ち組と見られていたエイベックスでさえ希望退職を募るというニュースが伝えられ、業界関係者に衝撃が走っています。

 有名な一部アーティストが潤うなかで、潤えないアーティストやレコード会社などが青息吐息なのです。

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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