新世代クマの登場


 クマの出没増や被害が今、東北や中部、北陸地方などからも伝えられています。

 新潟県では、クマの被害が相次いで警戒警報が出ています。クマに襲われた70代の女性が死亡したのを受けて、初めて最高ランクの「クマ出没特別警報」が出されています。

 同県での死者は19年ぶりで、出没情報は昨年の2割増でケガ人も8人に上っています。

 熊の出没は山中でクマのエサとなるドングリなどの不作が原因とみられていますが、専門家はこれまでの常識では考えられない動きをみせる〝新世代グマ〟の増加も要因ではないかと指摘しています。

 熊は本来、人への警戒心が強いとされています。しかし今、人に慣れて恐れない〝新世代グマ〟が登場しているというのです。

〝新世代グマ〟とは人里近くで活動し、人をよく観察して学習能力も高いクマのことを指しています。

 これが、クマ出没増の背景の一つだといいます。

 里山の人が減り、人里で放置された柿や栗をエサとするクマが行動範囲を広げるのは当然の成り行きでしょう。

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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