権力維持の秘訣は何もしないこと


 1960年代から18年間もソ連の指導者だったブレジネフ書記長は、勲章を胸に並べるのが好きだったといいます。

 ブレジネフ書記長は脳梗塞や心臓発作を何度も繰り返し、手当てを受けています。その手術の際に、医師にこう聞きます。

「また心臓か?」

 医師は、こう答えます。

「いえ、もう一つ勲章をつけられるよう胸を広げるのです」

 ロシアに伝わる笑話です。

 ロシアのエリツィン大統領は、こう回想しています。

「晩年のブレジネフ書記長は自分が何をしているのか、ほとんど分かっていなかった」

 そうした病状で長期政権を保てたのは、何もしないのが一党支配下の既得権者の利害に合ったからです。

 1960年代から18年間もソ連の指導者だったブレジネフ書記長は、勲章を胸に並べるのが好きだったといいます。

 ブレジネフ書記長は脳梗塞や心臓発作を何度も繰り返し、手当てを受けています。その手術の際に、医師にこう聞きます。

「また心臓か?」

 医師は、こう答えます。

「いえ、もう一つ勲章をつけられるよう胸を広げるのです」

 ロシアに伝わる笑話です。

 ロシアのエリツィン大統領は、こう回想しています。

「晩年のブレジネフ書記長は自分が何をしているのか、ほとんど分かっていなかった」

 そうした病状で長期政権を保てたのは、何もしないのが一党支配下の既得権者の利害に合ったからです。

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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