ハンマー&ダンス下での秋の物見遊山


 10月1日から東京発着の旅に「Go To トラベル」が適用され、「同イート」、「同イベント」のキャンペーンも近く始まるといいます。

 コロナ禍の試練に耐え続けた旅行や飲食、イベント業界も、長い巣ごもりに飽いた人々も待ちわびていた「物見遊山」の秋というところです。

 ただ、先の4連休には東京の観光地も人であふれましたが、10月からは一体どんな結果が待っているのでしょう。

 もちろん、コロナ禍が収束したわけではありません。

「ハンマー&ダンス」とは都市封鎖など感染拡大を封じ込める強圧策(ハンマー)と、経済回復と感染防止のバランスを重視する策(ダンス)を表す言葉で、今はウイルスと一緒にダンスをするときという意味です。 

 コロナ禍は世界的には感染拡大が続き、欧州での感染再拡大も報じられています。

 菅政権が進める「Go To」政策が感染再拡大への束の間のダンスにならないかどうか、くれぐれも感染防止の基本だけは忘れずにしてもらいたい秋の物見遊山です。

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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