ミスキャンパス①「ミスキャンパスは女子アナや芸能人への登竜門」


 コロナ禍で各大学が秋学期もオンライン授業を継続すると発表し、1年で最も盛り上がる文化祭もオンライン開催が検討されています。  

 そんななか、今年はミスコンがSNSを中心に盛り上がりを見せています。  

 ミスコン候補者も長時間のライブ配信をし、SNS上で一般人にもリプライ(返答)を返しています。  

 ミスコンのなかでも、とくに注目を集めているのがミスキャンパスです。その歴史については、諸説あります。  

 女優の野際陽子さんも初期のミス立教だったといわれていますから、70年ほどの歴史があるとされています。  

 今年の「ミス青山コンテスト2020」は、スタンダードな盛り上がりを見せています。  

 ネット上では、「ファイナリストたちのレベル高すぎ」「こんなの全員かわいくて選べないだろ」などと出場者の〝顔面偏差値〟の高さが話題になっています。  

 なぜ青学のミスコンには、〝顔面偏差値〟のレベルの高い在校の青学女史が粒ぞろいなのでしょう。  

 ミス慶應の中野美奈子さん、青木裕子さんなどは、後にテレビのキー局のアナウンサーとして入社しています。  

 とくにミスキャンパスが盛り上がり始めたのは、ここ20年くらいのことです。ミスキャンパス出身の芸能人やアナウンサーが増えて、成功例が目に見え始めています。  

 そうして「ミスミャンパスコンテストに出るとアナウンサーになれる」という希望が持てるようになり、出場者のレベルも高くなっていきます。  

 しかし、ミスコンは去年、慶應大学で不祥事が起こっています。同じ大学内でミスコン団体が2つ立ち上がったうえに、ファイナリストからのセクハラ被害も報道されてネットを騒がせています。   そうしたこともあり、ミスキャンパスを含めたミスコンの開催が危うくなっていることも確かです。  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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