一番大切なことは目には見えない
フランスの作家サンテグジュペリは、作品「星に王子さま」で有名な一節を書いています。
「物事はね、心で見なくてはよく見えない。一番大切なことは目に見えない」
そう王子に教えたのは、キツネです。
地球を訪れた王子は、自分の星に大切なバラの花を残してきていました。地球にもバラはありますが、自分のバラに比べると特別なバラとは思えませんでした。
キツネは、そんな王子に語りかけます。
「君のバラを掛け替えのないものにしたのは、君がバラのために費やした時間だったのだよ」
王子がバラのために注いだ時間や愛情は、いずれも目には見えないものです。だが、それが自分のバラをかけがえのない存在にするのです。
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