姿の見えないダフ屋が暗躍するネット社会

「トーシロ」は、素人を逆さに読んだものです。同じく逆さ読みをすると、場所は「ショバ」で、サングラスは「グラサン」となります。  

 ダフ屋は、入場券や切符を表す「札」の逆読みを語源としています。スポーツやコンサート会場の近くで、行き交う人に「余っている券買うよ」「いい席あるよ」などと声をかけていました。  

 しかし、最近、ダフ屋の姿を路上で見かけなくなりました。そんなダフ屋が大挙して移動した先といえば、何といってもネットの世界でしょう。ただ、ネット上で転売を繰り返しているのは、ちょっと怪しげな雰囲気のオジサンたちではないはずです。  

 今は姿の見えない〝ダフ屋〟がチケットを買い占め、出品し、不当な値段で売りさばいているというのが実態でしょう。 

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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