第3次韓流ブームの到来か?

  韓国ドラマ「冬のソナタ」(2003年)に始まる第1次韓流ブーム、東方神起やKARAの第2次韓流ブーム(10~12年)に続いて、新たに第3次ともいわれるブームが起きています。  

 韓流ブームは、これまで日韓の歴史問題や国際政治に左右され、盛り上がっては消えていきました。  

 今回の韓流ブームを支えているのは歴史や政治を気にしない10代、20代の若者たちです。これが、新たな日韓友好の萌芽となるのでしょうか?  

 先月5月23日の東京・豊洲で行われた韓国の六人組女性グループ「GFRIEND(ジーフレンド)」の日本デビュー記念ライブでは、小雨が降る中、メンバーの名前を書いたうちわを持ったファン1500人が歓声を上げました。 

「かわいい」

 「サランヘヨ(愛している)」  

 ジーフレンドは先月末には、米国ビルボード・アルバムチャートで1位を獲得するなど世界的な人気となっています。  

 韓国ドラマにはまった祖母や母親の影響で幼い時から韓国カルチャーを身近に感じている世代が、日韓の歴史や政治を意識せず、K-POPは格好いいと思って聴いているのです。  

 過去の韓流ブームを支えていたのは主に3、40代以上の中高年女性でしたが、今回は小中学生を含む10代、20代のファンが増えているのも特徴です。  

 このブームを受けて、K-POPの振り付けを教えるダンススクールも増えているといいます。 

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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