「アンパンマン」は本質を掴んでいた「ヒットは常識を超えたところにある」

 マンガ「アンパンマン」が登場したのは、日本がオイルショックに見舞われた1970年代です。  これが登場した当時、あまり評判がよくなかったといいます。  

 やなせさんは当時、出版社の担当者からこう言われたそうです。 


「パンが空を飛ぶなんて、こんなくだらない絵本はもう描かないでください」  


 さらに幼稚園の先生にも、批判的な言辞を投げかけられていたといいます。 


「顔を食べさせるなんて残酷です」  


しかし、その「アンパンマン」は大ヒットしました。  

 このヒットを生むということでは、日産GT-Rの元開発責任者、水野和敏さんの著書『非常識な本質』の中にも似たようなことが書かれています。  

 やはりヒット商品を生むには、非常識な本質を掴むことが必要なのかもしれません。

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

0コメント

  • 1000 / 1000