100%楽観主義者などいない

 発明家で実業家でもあったトーマス・エジソンは、決して諦めない楽観主義者だったといいます。電球の開発で、うまくいかなかった試作品は一万個を超えています。それを知ったエジソンは、こう豪語しています。

「失敗したのではない。うまくいかない方法を一万通り見つけただけである」  

 最終的に竹のフィラメントに出会い、電球の開発に世界で初めて成功しました。  

 ふつう話は、そこで一つの成功譚として終わってしまいます。ただ、この先例に学ぼうとするとき見落としてはいけない点があります。  

 それは、エジソンが事前に失敗を想定して対策をいろいろ準備していたということです。つまり、楽観主義者の極みといっても一OO%楽観主義で開発を進めていたわけではなかったのです。  

   

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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