向上心のない「安定志向」という生き方

 日本企業の多くは過剰人員、過剰設備を抱えてその対応に悩まされていると指摘されています。

 そうした状況で、あなたの会社がいきなり大幅な人件費の削減を始めたとします。あなたが雇用や生活に不安があるなら、会社側から提示された給与の削減を黙って受け入れるしかありません。  

 それが嫌なら転職するしかないのですが、それまで自社でしか通用しないような知識やスキル、経験しか身に着けていないと、そう簡単に転職先が見つかるとも思えません。  

 同じ企業で長く働いていると、何かとキャリアダウンのリスクが高まります。なぜなら前例を踏襲するばかりで新たな挑戦をしてこなかったので、いつの間にか時代の流れに取り残されているからです。  

 向上心のない安定志向は、破壊的イノベーションが進んでいる状況では却ってリスクになるということです。  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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