ボケはイノベーションを起こすトリガーを握っている
学校や会社、組織は、ふつう常識的ではないボケを許しません。 ボケが受け入れられない状況では異論を唱えたり、主張したりできない同調圧力による萎縮した状態が生まれてしまいます。
その間隙を縫って劣等感や嫉妬心、不平不満にとらわれたゲスが跋扈してくる心配があります。
ボケは、漢字で「惚け」「暈け」などと表記します。たとえば「ピントがボケている」「高齢のためボケが始まっている」「このボケが」といった使い方をします。
漫才は、ボケとツッコミが笑いの掛け合いをするのが基本となっています。
ボケ役には面白いことを言うことが期待され、奇想天外な発想が求められます。ネタのなかに明らかな間違いや勘違いなどを織り込み、観客の笑いを誘います。
一方、ツッコミ役はボケ役の間違いを素早く指摘し、ボケ役の頭を平手や軽い道具で叩いたり、胸の辺りを手の甲で叩いたりして観客に笑いどころということを示す役割を担っています。
わかりやすく言うと、ボケは間の抜けた常識外れの言動をする役で、ツッコミはボケの言動が常識からズレていることを指摘する役なのです。
ボケは、ビジネスの世界でも重要な役割を担っています。いろいろなシーンで、イノベーションを起こすトリガーを握っています。
それまで常識とされてきた解釈やソリューションの枠組みに、あえて常識外の視点から異を唱えることができる立ち位置なのです。
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