「これくらい、いいだろう」という心の隙

  経営トップが交際中の女性をめぐってマスコミの〝激写〟を受け、弁明もままならず〝失脚〟するといったことがあります。  

 そんなケースでは他人の目があるのに美術館に行ったとき一緒に手をつないでみたり、路上でキスをしたりしています。  

 ふつう人目がある状況では、おたがい5メートル以上離れて歩くとか、路上で抱き合ったりしないとか冷静な判断ができるはずなのに、それができていません。  

 要するに、本人に「これくらい、いいだろう」という心の隙があり、男女関係についてのマネジメント不足があるのです。  

 新幹線で〝不倫旅行〟に出かけるにしても、おたがい隣り合った席に座り、手を握り合って愛を確かめ合いたいといった気持ちは理解できますが、やはり離れた席に座るといったギリギリの〝警戒心〟といったマネジメントが求められるのではないでしょうか?  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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