日本型雇用システムが崩壊

  かつて日本の企業社会では正社員として採用後、定年まで働き続ける終身雇用が当たり前。日本型雇用システムは新卒一括定期採用、長期雇用、年功序列、企業別組合などを特徴としていました。

 新卒一括定期採用で入り口、定年制退職で出口を固定し、それを維持していくために失敗を許さない減点主義が幅を利かせていたのです。   

 転職がめずらしくなくなった今でも、終身雇用や年功序列を望んでいる安定志向のサラリーマンや就活生は少なくありません。  

 就活生にとって、人気ランキングのトップ企業に就職することは憧れの的。破壊的イノベーションで雇用環境が不安定になっていることもあり、そうした思いの就活生がますます増えているといいます。  

 ただ、安定志向で前例を踏襲したがるタイプの仕事ぶりは旧態依然としたもの。たとえば、上から与えられた仕事をルーティンワークとして処理しているだけといった人も少なくないのです。  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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