匿名のネット住民は自己愛が崩壊気味

 匿名のネット住民は、とにかく人を貶します。自分と違った発言や評価に対して、根拠のない「上から目線」で罵倒します。  

 なかには、気に入らない芸能人や著名人のブログを炎上させるネット住民もいます。自分勝手な価値観や社会正義を振りかざし、相手を過剰に攻撃するのです。  

 ツイッターやニコニコ生放送などで、つまらないと思ったネタに対して過激なコメントを繰り返します。典型的なのは、クレーマーやモンスターペアレント、モンスターペイシェントなど。  

 実社会では何もできないが、世の中の出来事には裏付けのない「上から目線」で批難。そうした言動を繰り返すのは、相手が自分にない能力を発揮したり、人生を楽しんでいたりしていることに我慢できないから。  

 相手を貶すことによって、相手のパフォーマンスを自分の世界では無価値化。それで、今にも壊れそうな自己愛がやっとの思いで保てるのでしょう。  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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