日本的ヤンキーの生き様

 日本的なヤンキーは学校で教師に反抗し、威嚇や暴力などで他の生徒を圧倒しようとします。その狙いは、学校や地域での既存のヒエラルキーに反旗を翻すこと。  

 学業成績の面では「落ちこぼれ」が少なくなく、日ごろ関わりを持ったら厄介な存在なので周りから敬遠されています。  

 一方、日本的なヤンキーから学校や地域社会で威圧されている一般生徒のほうは社会人になると気づきます。それは、社会のヒエラルキーが日本的なヤンキーの階層では序列づけられていないということ。  

 社会がそれとはまったく無縁で、大企業と中央官庁を中心としたヒエラルキーで成り立っていることを社員や組織の一員になって痛感させられるのです。  

 日本的なヤンキーは学校を出たあと、どこに新しい居場所を見つけているのでしょうか?  

 その大半はトラック運転手や建設、土木などの現場労働者の供給源となり、早い時期に結婚して子育てファミリーとして保守的な生活を送っています。 

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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