中途半端なブスはグレない

 拙著『中途半端なブスはグレない~劣等感や嫉妬心に支配されない生き方~』が9月9日に刊行(少学館eBOOKs、定価800円)予定。日ごろ劣等感や嫉妬心にとらわれて実りのある人生が開けない人は、ぜひ一読を。

 だれにでも、何かしらの劣等感があるはずです。劣等感は、たいてい妬(ねた)み、嫉(そね)、僻(ひが)み、やっかみ、焼きもちといった嫉妬心をともなっています。

  嫉妬心とは自分にはないもの、自分より良く見えるもの、自分が欲しいものを持っている相手などを快く思わない感情のこと。それは生後数か月の幼児でさえ抱くものとされ、だれでも死ぬまでつきまとってくるものです。

  劣等感や嫉妬心は汗が肌にまとわりつくような不快な感情で、できることなら抱きたくありません。さらに、あなたの人生を奈落の底に突き落すこともありますから厄介です。  かといって、劣等感や嫉妬心をうまくコントロールしていくのは容易なことではありません。

  それがイライラの引き金となり、日常生活で溜まった不平不満や憎悪の感情をいきなり暴発させる人もいます。

 なかには嫉妬心に狂って、自分を見失った挙句に凶悪事件に手を染めてしまう人もいるほどです。  たとえば「秋葉原無差別殺傷事件」(08年)を起こした元自動車工場派遣社員の加藤智大死刑囚(事件当時25歳)や、「土浦連続殺傷事件」(08年)を起こして死刑を執行された金川真大(事件当時25歳)死刑囚など。そうした苛立ちは自分が抱いている期待と、目の前の現実との間にギャップが生じたときに生まれてきます。

  劣等感や嫉妬心は、あなたの人生を大きく振り回すことがあります。それをうまくコントロールできないと、人生の破綻さえ招いてしまいます。  あなたは今、だれにも明かせない劣等感や嫉妬心に苛まれていませんか?  そうであるのなら、その意外な効用を今からでも遅くはないですから見つけ出していくことです。

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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